ビジネスシーンでの第一印象を大きく左右するアイテムの一つが名刺入れです。
ビジネスマンにとって名刺入れは自己表現の重要なアイテムとなりますが、
派手な柄、安っぽさや奇抜な素材の名刺入れは得意先にマイナスの印象を与えかねません。
どこの業界や誰の前に出しても好感を持たれる名刺入れは、渡す相手に安心感をもたらします。
今回ご紹介するのはGANZOのコードバン名刺入れですが、
僕が購入して最も感じたことはほどよい高級感と高い機能性や耐久性が高い次元でバランスが取れていることです。
僕は薬局で20年以上管理者の仕事をしてました。
そのため多くの製薬会社のMRさん(自社の薬の情報提供がメインのお仕事のビジネスマン)から数百回以上名刺をいただいた経験があり、多くの名刺入れを見る機会がありました。
いろんな名刺入れを拝見してきましたが
どなたの名刺入れもほぼ本革でした
今回の記事では多くのビジネスマンがGANZOのコードバン製名刺入れを選ぶ理由を
様々な角度から6つのポイントに絞ってお伝えします。
財布や小銭入れやバッグとは違い、名刺入れは厳しいビジネスの世界で使うアイテム。
この記事を読むとなぜGANZOのコードバン名刺入れが
多くのビジネスマンに選ばれるのか、理由を知ることができます。
GANZOのコードバン名刺入れなら、どの業界でもどなたにでも好印象を与えることは間違いないでしょう。
GANZOのコードバン名刺入れが多くのビジネスマンに選ばれる6つの理由
GANZOのコードバン名刺入れが、多くのビジネスマンに選ばれる6つの理由をお伝えしていきます。
名刺入れの基本は本革です。
そして革の王道を行くブランドがGANZOですが、その中で最も人気がある名刺入れがコードバンです。
GANZOで数ある名刺入れがある中で最も人気が高いのが外装に国産コードバン、内装は国産牛ヌメ革を使用した国産コンビの名刺入れです。
2番目が外装が牛革のシンブライドル、内装がイタリアンレザーの名刺入れとなっています。
GANZO大阪店にてスタッフさんとのお話で教えていただいたのですが、シンブライドルの名刺入れもかなり魅力的でした。
そこでなぜ6,600円も価格が高いコードバンの方が人気が高いのか興味が湧き、その理由を知りたくなりこの記事をを書くことにしました。
僕が考える6つの理由をお伝えします。
- 王道を行くデザインで機能性に優れている
- GANZOが本当に厳選したコードバンは美しく、型崩れせず長く使える
- Made in Japanの王道を行く細部へのこだわり
- 持ち主だけが味わえるステータス感を楽しめる
- コードバンであっても国産なら比較的購入しやすい価格
- 今回購入価格の10%が次回購入時に値引きされるサービスなどが充実
つまり国産コードバンが選ばれるのは、トータルバランスが他の革よりも優れているからで
耐久性、機能性、革としての魅力、価格などの総合バランスが他の革に比べて抜群なのです。
特に30代以上の方に最も適しているのがコードバンの名刺入れです
以下にGANZO製コードバンの名刺入れが選ばれる6つ理由を解説していきます。
1. 王道を行くデザインで機能性に優れている
名刺入れの王道を行くデザインと機能性
GANZOの名刺入れは王道を行くデザインで品格があります。長年の販売実績や経験から、
名刺入れが果たすべき重要な役割を理解した上で実用性と機能性を兼ね備えています。
品質はもちろんのこと、見た目や機能性も初対面のお得意先に信頼感を与えるために考え抜かれたものです。
高い技術と経験に裏打ちされたこの名刺入れは、
使う人に品格をもたらします
①すぐに一時保存できるアオリポケット
写真の青丸のアオリポケット※です。
名刺交換した時に頂戴した名刺を素早く保存しやすいように設計されています。
このアオリポケットの機能は、
実際に使ってみたときにわかる素晴らしさです
ただし、立ったままだけでも、いただいた名刺はすぐにしまわずに、名刺入れの上においたままでお話しすることをおすすめします。ご挨拶だけの場合はすぐにしまっても大丈夫です。
※名刺交換した後にテーブルを挟んで会議や交渉する場合は、名刺入れの上に相手の名刺を置くことが一般的なマナーですのでご注意ください
GANZO大阪店で教えていただいたのですが、
購入した方はこのポケットにいただいた名刺を保管して使っておられるとのことでした。
名刺の交換は初対面でかつ、短時間であることがほとんど。
ビジネスマンにとってスピーディーさが要求される緊張の場面でもありますが、
このポケットのおかげで、スムーズにお相手の名刺を大切に保管できる設計になっています。
※アオリポケットとは、オープンポケットともいい、開口部がファスナーなどの閉じ口がなく、マチ(底)のないポケットのこと
②最大50枚収納できる通しマチ
内装のメインポケットは自分の名刺が50枚以上保存できる通しマチ付きになっています。
※通しマチ付きポケットとは、ポケットに平面の底があるポケットで、収納力に優れます。
実際に20枚、30枚、50枚の名刺を入れて検証してみましたので参考にしてください。
20枚を入れた状態
通しマチなので20枚はかなり余裕ですね。
30枚を入れた状態
30枚を入れた状態ですが、まだかなり余裕があります。
上の動画ではフタがフワッとして閉まってませんが、この動画の名刺入れはまだほぼ新品の状態ですので、何も入ってなくても閉まりません。
使いこむと30枚だとパタっと閉めることができます。
50枚を入れた状態
50枚でも問題なく収納できます。
動画では少し押し込むような感じになっていますが、これも使い込むことで、
その必要もなくなります。
50枚でも十分な収納性があります。
まだ20枚くらい収納できますがこれ以上入れると名刺の角を傷つけてしまう可能性がありますので、
50枚くらいまでにした方が無難です。
③自由度が大きく、厚みを薄くするための仕切りポケットも装備
この仕切りポケットについてGANZOに直接質問してみました。
GANZOからの回答は以下の3つでした。
- 収納力を上げる為
- 革切を起こさないように、厚みを薄くするし、革の重なる面積を減らすため
- 見た目を良くするためのデザイン
GANZOの名刺入れは、多くの経験を元に考え抜かれた工夫が施されています
内装をあえて国産牛ヌメ革にした理由
GANZO公式HP「新社会人の方必見!名刺入れの選び方」より引用上の写真の左の長財布は5年目のエイジングです。
左は名刺入れ、右は長財布ですがどちらも同じ国産牛ヌメ革を使用しています。
これら内装の国産牛ヌメ革は兵庫県姫路市の鞣し会社でタンニン鞣しされた革ですので、
時間とともに穏やかにエイジングしていきます。
GANZOのコードバン製名刺入れの内装に国産牛ヌメ革が採用されている理由は
フォーマルなビジネスシーンに対応できる、落ち着いたアンティークなエイジングにするため
GANZOでは同じ名刺入れでも他に多くの革で仕立てた製品があります。
コードバンの次に人気なのが、
外装にシンブライドル(英国製の革)、内装がミネルバボックス(イタリア製の革)です。
こちらはかなり明るいエイジングになりますので、個人の考え方もありますが、
ビジネスシーンでは少し派手に感じる場合があるかもしれません。
僕個人はコードバンの名刺入れがおすすめですが、
職種、業界によって選ぶことも大切です
それとシンブライドルとミネルバボックスの名刺入れは、
コードバンよりも6,600円ほどお安くなりますが(2024.3.28現在)
どちらも牛革なので、コードバンよりも耐久性に劣り、シワも出やすくなります。
ミネルバボックスは使い込むうちにツヤっぽくなり、上のような美しい飴色になりますが、場合によっては黒ずむこともあります
ただし、
名刺入れにそれほど神経質になりたくない方や、明るく派手な名刺入れでも業界によっては問題ない場合もありますので、最終的にはそれぞれの場合に合わせて選択すれば良いと考えています。
信頼のブランドGANZO
GANZOはその歴史と品質で知られる日本のレザーブランドです。
1917年の創業から続くAJIOKAの子会社として、1999年にGANZOブランドが立ち上げられました。
GANZOは1999年からですが、親会社のAJIOKAは創業100年を超える皮革業者で、ハイブランドの革製品も製造しています
上の画層のGANZO大阪店は外観は高級感があるものの、
スタッフさんは、ほど良いカジュアルな雰囲気を持ちつつ、丁寧に接客してくれます
革小物は実際に見て、触れて、感じてから購入することが最も大切ですので、できれば直営店まで足を運んでいただきたいです。
GANZOのブランドコンセプトは、
「時を重ねるほどに、輝くもの。GANZOは、あなたの手によって“世界最高”の完成品となる」
使い込むほどに素材の良さが際立ち、所有者だけの風合いに変化していくGANZO製品の魅力を見事に表しています。
持ち主の扱い方次第で変化するので、時と共にその人だけの革に育ちます
GANZO製品は、同ブランドが本当に選んだ高品質なレザー素材と熟練した職人による手仕事が特長です。
本当にGANZO基準で選別した革だけを採用して製品を仕立てています
独自の厳しい社内規定に沿った革の仕立てを守り通しながら、
時代の流行り廃り(はやりすたり)に左右されない、まさに王道を行くデザインを貫いています。
2. GANZOが厳選したコードバンは美しく型崩れせず長く使える
GANZOが厳選したコードバンは美しく、型崩れしません。
それは上の画像の通り実際に10年使っている、僕のGANZO製コードバン長財布が証明してくれています。。
GANZO独自の基準は革の選別だけでなく、縫製等の仕立てにもあります
国産コードバンとは実際のところ、新喜皮革で鞣されたコードバンのことですが、
下の画像をご覧ください。
左はコードバン層とそれ以外がはっきりとわかるメガネと呼ばれる状態に加工された革で、右はメガネ全体がコードバン層で形成されたメガネです。
このように新喜皮革ではコードバン層が大きい革だけを別にすることはしていますが、
革自体の等級分けはしていません。
その新喜皮革で鞣されたコードバンをコードバン染色専門会社のレーデルオガワが染色したのち、
GANZOが独自の基準で選んだコードバンだけが、GANZOの革製品として世に出ることができるのです。
国産コードバンだけでなく、ホーウィン社シェルコードバンも独自基準で選別
GANZOは国産コードバンだけでなく、ホーウィン社シェルコードバンも独自基準で選別しています。
GANZOのシェルコードバン製品は、
僕が所有するホーウィン社1級グレードのシェルコードバン原皮よりもさらに上の品質です。
実際に僕の一級グレードの革と、GANZOのシェルコードバン製品を
見比べてみて、明らかな差を感じました
下の画像はバックの革が一級グレードのホーウィン社のシェルコードバンで、トラ柄やシワが見受けられます。
GANZOが選んで仕立てたホーウィン社のシェルコードバンの名刺入れには、一部、ピンホール(毛穴のあと)はありますがそれ以外の模様はありません。
僕の推測では1級より上の特1級か、それ以上の基準に相当するコードバンがGANZOの革小物になると考えています。
元々コードバンはコラーゲン繊維が牛革よりも密度が高いため、数年以上長く使用しても牛革より型崩れはしませんので、ここでいう「厳選したコードバン」というのは外観や風合いが優れていることを指します。
近年コードバン自体の数より、高品質のコードバンの数が減っていることが価格高騰の原因の一つになっています
ただし以下は僕の推測ですが、
コードバンは足に向かうほど薄くなってくるので「厚み」の均一性もその品質の評価に含まれるていると考えています。
3.Made in Japanの王道を行く細部へのこだわり
GANZOの製品はMade in Japanの王道を行く細部へのこだわりがあります。
思わず「ここまでやるのか、、」と思ってしまう品質。
GANZO製品は持ち主だけが感じるステータスがあるのです。
縫製技術の高さ
「GANZO」は革小物の仕立てにおいて、縫製技術の高さが特筆すべき点としてあります。
このブランドの縫製技術は財布の寿命を大きく影響していて、外装にコードバンを縫製する場合は高い技術が要求されます。
コードバンの縫製は職人さんの中でも、特に高い技術を持つ人だけが
仕立てています
特に外装のコードバンを仕立てる縫製は、他ブランドより少し太めの糸を用いることで
見た目も美しく長期間の使用に耐えうる強度を誇ります。
少しわかりにくいのですが、画像を用意しましたので比較してみて下さい。
左がGANZO、右が他ブランドです。
このようにGANZOの縫製技術には、名刺入れの美しさと堅牢性を両立させるための工夫が随所に凝らされています。
群を抜くコバの仕上がり
美しいGANZOのコバ仕上げは高品質な日本製の中でも、頭一つ出た、ブランドの象徴となる技術です。
※コバとは革を裁断した際の断面のことで、この部分の仕上げが製品全体のクオリティを大きく左右します。
コバ処理は時間と高い技術が必要な部分で、日本ブランドの中でも、GANZOのコバは特筆する仕上がりです
このように時間と労力を惜しまないこだわりが、GANZOのクオリティを作り上げているのです。
4. 持ち主だけが味わえる感覚を楽しめる
高級革製品の代名詞とも言えるコードバンはその希少性と製造にかける手間から、所有すること自体にステータスを感じることができます。
やっぱりコードバンは「革のダイヤモンド」と呼ばれるだけの特別感があります
触れるだけで味わえる上質な手触りと光沢
コードバン製品を手に取るとまず感じられるのはその滑らかで上質な手触りです。
特にGANZOの国産コードバンはレーデルオガワ(コードバン専門の染色会社)の手作業による染色により、
繊細でありながらも深みのある光沢を持っています。
この光沢は使い込むほどに増し、所有者の個性に合わせて変化します。
コードバンの魅力は長く使えることですが、大切に使うと本当に美しい自分だけのコードバンになります
5. コードバンであっても国産なら購入しやすい価格
コードバンを使用した名刺入れは、その希少性や製造工程の多さゆえに高価なイメージがあります。
しかし新喜皮革が手がける国産のコードバン製品は、米国ホーウィン社のシェルコードバンと比較しても
品質は劣らず価格がリーズナブルです。
新喜皮革は日本で最大の伝統的なピット槽鞣しによるコードバンを生産し、それをクラフトというメガネに似た状態の革を仕入れたレーデルオガワが、世界最高峰の染色技術で美しいコードバンに仕上げていきます。
#4コードバンのすべてが解る動画(加油と伸ばし)
この新喜皮革とレーデルオガワのコラボにより完成した製品は、アニリン染めによる深みのある色合いと、
独特の手触りを持ちながらも、手が届きやすい価格で提供されています。
ホーウィン社のシェルコードバンは、国産コードバンの約2倍の価格です
国産の新喜皮革のコードバンと米国ホーウィン社のシェルコードバンは、
製造するときの方法や工程で、個性が異なりますが、決して品質が劣るという意味ではありません。
ホーウィン社はコードバンの世界では最も古い歴史がありそのブランド力や昨今の円安、輸入する時にかかる関税によって国産のコードバンよりも高額になってしまうのです。
6. 今回購入価格の10%が次回購入時に値引きされるサービスなどが充実
GANZO直営店や公式サイトでの購入は次回に10%引きでお得ですが他の国内大手ブランドで、
次回値引きサービスを10%もやっているのはGANZOだけです。
まとめましたので参考にしてください。
- 会員登録をすると、購入金額の10%がポイントとして付与される
- 付与されたポイントは次回の購入時や修理費用などの支払いに1ポイント=1円で値引き
- ポイントは注文から約2週間後に確定し、1年間有効で、新たにポイントが付与されると、全ポイントの有効期限が延長される
- ポイントは直営店舗とGANZOの公式サイトでのみ付与され、百貨店や専門店等での購入では対象外
- 会員登録をしないとポイントは付与されないので、購入確定前に会員登録がおすすめ
- 購入日より1年以内に通常の使用状態においては無料修理 (ホック、ファスナーの破損、糸のほつれなど)※修理に際しては保証書が必要
詳しくは下のGANZO公式で確認をお願いします。
GANZO公式サイトでポイント値引きを見てみる上のキャプション※で赤字で書きましたが
次回値引きポイント10%がつくのは、直営店か公式サイトからの購入だけですので、
初めて購入される方はご注意ください。
※説明文や見出しのこと。ここでは上の青いワクのこと
会費等は無料ですので、少し面倒でも会員登録をおすすめします
なお初めて直営店で購入する場合は、スタッフさんが会員登録の声かけをしてくれますが、
公式サイトから購入するときは、会員登録を忘れずに行なってください。
購入時の手順で以下の画面が出てきます。
初めて購入する場合は、直営店か公式サイトで会員登録してから購入することで、
GANZOの買い物がよりお得になります。
GANZOのコードバン名刺入れの口コミは?
GANZOのコードバン名刺入れの口コミをネットで探してみました。
結論から言うとGANZOのHP、楽天市場のどちらの口コミにも、否定的な投稿はありませんでした。
下のレビューはGANZOの公式サイトからの引用です。
次に楽天市場での口コミについてお伝えします。
※今回、AmazonでもGANZOのコードバン名刺入れを検索しましたが、GANZO自体がAmazonに出店していませんので今回は掲載できません。
楽天市場での平均の⭐️は4.9で、投稿数は21。
前の項目でお伝えした通り楽天市場での購入よりも直営店や公式サイトでの購入がかなりお得です。
GANZOの公式サイトを見てみるGANZOのコードバン名刺入れのデメリット
GANZOのコードバン名刺入れのデメリットについては以下の通りです。
名刺入れはビジネスで使う大切なアイテム。
今回お伝えするデメリットは社会に出て38年の僕の経験と考えで構成しましたが、
名刺入れの色についての可否は業界によっては変わる場合がありますのでご了承ください。
- 他の革に比べて高額であること
- 強靭ではあるが、キズや水に弱いこと
- 業界によっては黒、ダークブラウン以外の色は問題ある場合も
では以下に一つずつ解説していきます。
1.他の革に比べて高額であること
革製品には多くの素材が存在しますが、その中でも特に高価なのがコードバンです。
その理由として以下の3つがあります。
- コードバンは他の革よりも鞣しに手間と時間がかかる皮革であること
- 原皮を100%欧州やカナダからの輸入に頼っていること
- コードバンを鞣すことができる会社は日本ではたった2社だけ
- 2022年くらいから続く円安
コードバンは他の革よりも鞣しに手間と時間がかかる皮革であること
「鞣し」とは簡単にいうと皮を革にする加工のことで、腐らないようにすることです。
一般的に牛革は1ヶ月で鞣しが終わります。
しかし、
コードバンはタンニン濃度の薄いピット槽から徐々に濃度の濃いピット槽につけ込み、合計10ヶ月以上かけて鞣しますのでその分コストが上がってしまいます。
コードバンの原皮は100%欧州やカナダからの輸入に頼っていること
コードバンの原皮は牛革とは違い、100%欧州やカナダからの輸入に頼っています。
さらにコードバンがとれる馬の小型化やコードバンの需要の拡大、円高などの理由で
2018年ごろから30%以上価格が高騰しています。
輸入に頼っていることだけが価格高騰の原因ではなく、複合的な理由で価格が上昇しています
コードバンを鞣すことができる会社は日本国内では2社だけ
日本国内でコードバンを鞣すことができるのは、
実質的に兵庫県姫路市の新喜皮革と長野県の宮内産業の2社しかありません。
しかも水染めコードバンの原料にできるのは、新喜皮革のコードバンだけになりますので生産量が少なく、
価格が上がってしまう原因の一つになっています。
2.強靭ではあるが、キズや水に弱いこと
強靭ではありますが、キズや水に弱いことがコードバンの大きなデメリットです。
名刺入れだけでなく、
コードバン製品を使用する人は、これらのことを理解し、承知の上で購入することをおすすめします。
ただし、顔良染め(塗料染め)のコードバンは、水やキズに強いのですが、エイジングは楽しめません
上の画像は新品の国産コードバンにつけてしまった僕の爪の跡です。
ちょっとした油断で爪が強く当たってしまい、このようなキズになってしまいました。
しかしキズの場合は使っていくうちに少しずつ目立ちにくくなりますし、
僕を含めてコードバンを求める方の多くはキズもそのコードバンと一緒に歩んだ道のりで出来た「味」だと解釈なさる方が多いです。
ただし、多くの方が水に濡れてできるブクはキズと違い「味」とは感じにくいようです。
上記のコードバンはホーウィン社のシェルコードバンの無線色のナチュラルと呼ばれる色です。
最も水に弱いコードバンですが、たった30秒でこのようなブクができ始めました。
このままもっと時間をおけばもっとひどいブクになっていたと思います
さすがに、大好きなホーウィン社の名刺入れを、これ以上の時間水にさらすことはできませんでした
ですので、
「コードバンは水濡れには十分な注意が必要」ということが、多くのコードバンファン共通の認識です。
このようにコードバンはキズや水によるダメージが目立ちやすという欠点があります。
それでもコードバンの人気が落ちることはなく、価格が高騰しても需要が落ちることはありません。
適切な扱いをすることで型崩れしないで、シワにもならない状態で10年以上にわたって長期間愛用することができるのがコードバンの魅力なのです。
ご覧の通りキズはありますが、10年過ぎても型崩れもシワもありません。
3.業界によっては黒、ダークブラウン以外の色は問題ある場合も
名刺入れは業界によっては黒やダークブラウン以外は問題があるケースもあり得ます。
次の項目で詳しくお伝えしますが、
名刺入れはの色は原則、黒かダークブラウンなど、
暗めの落ち着いた色が無難です。
業界にもよりますが、黒やダークブラウンが最もスタンダードな色です
僕自身、今まで多くの名刺をいただいてきた経験から派手な色味や、デザインの名刺入れはほぼ見たことがありません。
お一人だけアルミ製ケースの名刺入れを持った方もおられましたが、
正直なところ「え?」と感じました
※業界や名刺を受け取る人によって印象は変わりますので、あくまで参考程度でお願いします。
やはり名刺入れは黒かダークブラウン、ブラウンなどが無難な色でしょう。
名刺入れ選びの基本5原則
名刺入れ選びの際に考慮すべき基本的な5つの原則について解説します。
最低限これらを踏まえて選ぶことで、ビジネスシーンにおいて外すことがない名刺入れを見つけることができるでしょう。
名刺入れは財布や小銭入れと違い、ビジネスで使うモノですので選び方の基本や原則は抑えておいた方が良いです
素材は本革が無難
ビジネスアイテムとしての名刺入れに最適な素材はズバリ、本革です。
名刺をお渡ししたり交換するシチュエーションの多くが初対面になります。
その時に、先方に与える印象が最も無難なものはやはり革でできた名刺入れです。
名刺をお渡しする時の多くが初対面という場面が多いので、
先方に良い印象を持ってもらうことが大切です
本革は値段が高くなることがありますがまずは最低限の条件であり、
多くのビジネスマンが本革の名刺入れを使っていることが、その証明になっています。
黒またはダークブラウンが良い
名刺入れの色の選択において、万能性と長期間の使用を考えると黒またはダークブラウンがおすすめです。
この2つの色味は先方(せんぽう)※に落ち着きや常識がある印象を与え、年齢やシーンを問わずに使用できる汎用性の高さが挙げられます。
黒はキズが目立ちにくいという利点もあり、長期間にわたって美しい状態を維持することが可能ですし、
ダークブラウンはフォーマルからカジュアルまで幅広い場面で利用することができます。
この二つの色は、先方に落ち着きや安定感といった印象を与えます
この2つの色の特性を考慮すると、これからの長い使用期間を見越して
黒またはダークブラウンを選択することが賢明と言えるでしょう。
一般的な落ち着いたデザインであること
名刺入れは機能性も重要ですが、外観の落ち着いたデザインも先方に安心感をもたらします。
落ち着いたデザインの名刺入れを選ぶことで、ビジネスマンとしての落ち着きや信頼感を相手に伝えることができます。
シンプルなデザインはどのようなシーンでも適応しやすく、特に初対面で第一印象が重要になる場面では、
このようなデザインの名刺入れを持っていると信頼感を高めることに繋がります。
どんな時でも第一印象は、今後のおつきあいに大きな影響をもたらします
複数のポケットがあること
名刺入れにおいてポケットの有無は非常に重要です。
複数ポケットがあると異なる種類の名刺を分けて保管できるため、必要な名刺を素早く取り出せる状態を維持できます。
さらにポケットの中でも先方の名刺がサッと保存できるポケットがあることで、受け取った名刺も保管することができます。
すでにお伝えしたとおり、GANZOの名刺入れには先方の名刺をスピーディに保管できるアオリポケットついています
目立つロゴがないもの
最後の原則として派手なロゴがない名刺入れを選ぶことが挙げられます。
大きなブランドロゴなどがあると、名刺交換の際に相手の注意をそちらに引き寄せてしまい、場合によっては不快に思われる可能性もあります。
ビジネスシーンでの挨拶にブランドロゴは不必要です
ビジネスシーンにおいては相手に対して敬意を表することが重要であり、自己のアイテムを誇示することは控えるべきです。
シンプルで洗練されたデザインの名刺入れは、相手に良い印象を与え、ビジネス関係をスムーズに進める助けとなります。
GANZO製コードバン名刺入れ Q&A
- 外装は国産コードバンということですが新喜皮革製ですか?内装の国産牛ヌメ革はどこで鞣された革ですか?
-
はい、コードバンは新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めで、内装の牛ヌメ革は姫路の鞣し会社(会社は非公開)で、美しくエイジングするベジタブルタンニン鞣し加工された革です。
新喜皮革の外観 - コードバンとシンブライドルの名刺入れは、どちらが良いですか?
-
シンブライドル(牛革)の名刺入れは、名刺入れでは売上ランキング2位の素晴らしい製品ですので、
GANZOの公式サイトでシンブライドルを見てみる
名刺入れとして使うならコードバンに引けをとりません。
ただし一概には言えませんが、購入者の好みや考え方で変わりますし、
国産コードバンの名刺入れが最もよく売れていることを考えれば、コードバンの耐久性、エイジングの美しさなどを評価する人が多いと考えられます。
価格差は6,600円なので、その差をどう捉えるかは購入する方の考え方次第だと思います。 - 長く使うにはやはりコードバンが優れていますか?
-
はい、それは間違いないです。
そもそもコードバンと牛革ではコラーゲン繊維の密度と構造が違うので、時間とともにどうしても差が出てきます。コードバンと牛革の違い- 年数が経てば経つほど形に差が出てくる(使い方にもよりますが3年〜5年くらいから牛革は型崩れが出やすい)
- 手入れ次第で変わりますが、コードバンより外観にシワが出やすい
- 牛革は水やキズにはコードバンより強い場合がある
一つのものを長く使いたいという考えの方は、コードバンが向いているでしょう。
- コードバンは水に弱いのですが、初めての名刺入れがコードバンでも大丈夫でしょうか?
-
名刺入れ自体の機能を考えると、お得意様との室内での使用がメインになります。
名刺交換するときに手が濡れていることはあり得ませんので、財布や小銭入れに比べて水に濡れる可能性が非常に低いです。
ただし、僕個人の経験ですが、コードバンはあまりに美しく、手触りも良いので、その感触を楽しむために、手に触れることがあります。
その時は、水に注意してほしいと思います。 - コードバンはキズにも弱いそうですが何に気をつければよいですか?
-
僕の経験上でお伝えしますと、以下のことにご注意ください。
コードバンをキズつけてしまうこと- 自分の爪で引っ掻く
- アスファルトに落としてしまう
- カバンから出し入れするときに金属ファスナーで傷つけてしまう
- ポケットにキーと一緒に入れてしまう
僕の場合、自分の爪で引っ掻くことで傷つけてしまうケースが圧倒的に多いですので、
この記事をご覧の方もご自分の爪にはご注意ください。
まとめ
名刺入れはプライベートで使うことを前提とした財布や小銭入れやカードケースと違い
ビジネスシーンにおいて重要な役割を果たします。
GANZOのコードバン名刺入れは品格と機能性を兼ね備えた逸品で、縫製やコバの仕上げなどの仕立て技術の高さはもちろん、コードバンという素材が長期間に渡って型崩れすることなく使える点も魅力の一つです。
コードバンは長く使えることで、持ち主の個性が現れます
Made in Japanにこだわった細部へのこだわりは所有する喜びだけではなく、手に取るたびに感じることができる特別なステータス感ももたらします。
GANZOのコードバン名刺入れは高品質なコードバンでありながら国産であることにより、
比較的手に入れやすい価格設定となっており、さらに購入価格の10%を次回購入時に値引きするサービスが利用できる点も見逃せません。
名刺入れはビジネスシーンにおける大切なアイテム。
GANZOの名刺入れは王道を行く安心のデザインで
あなたのビジネスライフの心強い味方になってくれるでしょう。