言葉では伝え切れないほど、感性に響き、味わいをもたらしてくれる、
ホーウィン社のシェルコードバン名刺入れをご存知ですか?
手に吸い付くような感触、所有することで得られる満足感、そしてシェルコードバン独特の香り。
もしあなたが自分にステータスを持たせたいと考えているのなら、
このホーウィン社のシェルコードバン名刺入れが、
あなたが求める名刺入れです。
僕は日本製名刺入れを合計5つ持っています。
どれも機能性が高く、素晴らしいことは間違いありません。
ただ、僕が実際に見て、感じて、手に触れて、使ってみた結果、
あえて「格」という言葉を使えば、
今回ご紹介するホーウィン社のシェルコードバン名刺入れがトップに位置します。
この記事では、世界最高峰、GANZOのホーウィン社シェルコードバン名刺入れについて、
僕の所有するホーウィン社のシェルコードバン名刺入れを中心に、
GANZO大阪店にも取材し、徹底的に検証します。
5つの名刺入れで最も長く使って検証したのが、
このホーウィン社シェルコードバン名刺入れです
しかしシェルコードバン名刺入れは実際に手に取って見ないと、その質感や
味わいを実感することは難しいでしょう。
そこでこの記事では、
できる限り多くの画像と動画を用いて、シェルコードバン名刺入れの魅力を全力でお伝えしています。
名刺入れの頂点に立つホーウィン社のシェルコードバンの名刺入れ。
この名刺入れを持つことで、
シェルコードバンに触れることのよろこび、所有することの満足感、
そして、他とは明らかに違う格をあなたは感じることになるでしょう。
世界最高峰。GANZOシェルコードバン名刺入れの魅力
僕が思う世界最高峰の味わい、美しさ、機能性をもつ名刺入れは
GANZOのホーウィン社シェルコードバン名刺入れです。
- 言葉では伝え切れない感性に響く味わい
- GANZOが仕立てた、名刺入れとして考え抜かれた機能性と質実剛健な作り
- 通しマチなので50枚くらいまでならしっかりと保管が可能
- やすらぎを感じるシェルコードバン独特の香り
- 持ち主の心を満たす「格」が存在する
1.言葉では伝え切れない感性に響く味わい
ホーウィン社のシェルコードバンには、言葉では伝え切れない感性に響く味わいがあります。
これを文字でおつたえするのは非常に難しいのですが、画像と動画も使って全力でお伝えします。
感性を刺激するホーウィン社シェルコードバンの魅力
僕はホーウィン社のシェルコードバンの魅力についてお伝えするときに、
バイクも大好きな僕はハーレー・ダビッドソンと
日本製バイクとの違いに例えます。
「バイクの世界では「味わい」ならハーレー・ダビッドソン、「性能と品質、手に入れやすい価格」なら
日本製のバイクが世界最高峰です。
革の世界ではホーウィン社シェルコードバンと新喜皮革がまったく同じ立ち位置になります」と。
(左:ハーレー・ダビッドソン 右:ホンダ技研工業 HPより引用)
バイクが好きな人なら賛同してもらえると思いますが
バイクに興味のない方はご容赦下さい
つまりハーレー・ダビッドソンと同じく、
なのです。
この記事を読んで下さりホーウィン社のシェルコードバンに興味を持った方は、
ぜひ一度GANZOやキプリス、ココマイスターの直営店で実物のシェルコードバンをごらんになって見てください。
精一杯シェルコードバンの魅力をお伝えしますが、
やはり実物を手に取って見ることには敵いません
もしよろしければ以前にもホーウィン社シェルコードバンを扱った記事がありますので、併せて
お読みいただければさらにその魅力がおわかりいただけると思います。
重厚感がありながら柔軟なシェルコードバン
この重厚感と質感は残念ながら国産コードバンにはありません。
ホーウィン社シェルコードバンだけが持つ魅力です。
僕はホーウィン社シェルコードバンと新喜皮革のコードバンは、
同じコードバンですが、魅力が全く違いますので別物との認識があります
まずホーウィン社シェルコードバンの他の魅力として、柔軟で触り心地の良さがあります。
下の動画で徹底的に検証してみましたのでご覧ください。
この柔軟性はホーウィン社が独自で開発したオリジナルオイルを多く含んでいることで実現しています。
新喜皮革のオイルコードバンもソフトで柔らかいのですが、
ここまでの柔軟性はありません。
両社のコードバンに対する考え方の違いが、
製品特性の違いに表れています
同じ色の規格でも個体差が大きいのでじっくり選んで欲しい
コードバンは自然のものですので製品の均一性が高く、美しい仕上がりの日本の新喜皮革のコードバンでも
まったく同じものは存在しません。
下の新喜皮革のコードバンをじっくりご覧ください。
色の規格はダークブラウンです。
ある程度の均一性はありますが微妙に個体差があります。
しかしホーウィン社のシェルコードバンは、新喜皮革のコードバンよりもはるかに色、質感など仕上げにバラツキがあります。
下の画像はホーウィン社シェルコードバンの二つ折り財布です。
バーガンディという規格の色ですが、新喜皮革に比べてかなり個体差があります。
実用性重視なら黒、味わいならナチュラルかバーガンディがおすすめ
実用性重視なら黒、味わいならナチュラルかバーガンディをおすすめします。
名刺入れを選ぶ際には、所有者が何を重視するかが重要です。
名刺入れは革小物の中でも手に触れる回数が多いので、
所有者の考えが重要になります。
実用性を求めるなら黒の名刺入れが最適です。
理由は黒は汚れやキズが目立ちにくいからです。
キズについて、黒とナチュラルでは圧倒的に黒が目立ちにくい色です
上の右の黒のシェルコードバンは、
GANZO大阪店のスタッフさんの私物です。
7年前後使用しているとのことでしたが、僕が1年前後使ったナチュラルに比べて
黒などの暗色系は圧倒的にキズが目立ちにくいのです。
名刺入れはビジネスで使うもの。
味わいがあったとしてもキズが目立つことはあまり良いことではありません。
実用性なら黒がおすすめです。
ただし、業界によっては名刺入れのキズもデザインも
あまり関係ない場合があります
一方、少し個性を出したい場合はナチュラルやバーガンディの色がおすすめです。
特に無染色のナチュラルは、使うほどに味わいが増し最も変化を楽しむことができますが、
キズが目立ちやすいことは知っておいてください。
ナチュラル以外ではバーガンディが人気の色になります。
バーガンディは実用性と味わいが黒とナチュラルの中間くらいの感じになり、
色としても問題ない上、美しいエイジングが楽しめます。
僕個人はバーガンディに関して、
あの紫とブラウンが混在した色自体が、最大の魅力と思っています
名刺入れは実用性と味わいのどちらを優先するかによって
選ぶべき色が変わってきます。
そのあたりは、この記事を読んでくださっている人の業界、年齢、立場(役職)を加味して選んでください。
2.GANZOが仕立てた、名刺入れとして考え抜かれた機能性と質実剛健な作り
シェルコードバン名刺入れの右開きのアオリポケットは、右利きの方には非常に使いやすい構造になっています。
GANZOの国産コードバンの名刺入れは左に開くようになっています(下画像:左の名刺入れ)
右利きの僕が実際に使って見ましたが、
使いやすさは右利きであれば、右開きのシェルコードバン名刺入れが優れています。
実際のところ大きな差はありません。あくまで感覚的な程度です
下に実際に動画で撮りましたのでご覧ください。
すべての製品がGANZOの厳しい基準で仕立てられる
GANZOのすべての名刺入れは、国内最高峰の仕立て技術で製作されています。
GANZO内部に厳しい基準があり、それに沿って仕立てなければなりません。
素材の選定から縫製や仕上げに至るまで一切の妥協を許さず、美しいコバ仕上げや
カッチリとした縫製が施されています。
僕個人の印象では、GANZOの仕立ては他ブランドより頭ひとつ出ていると思っています
仕立てだけではなくアオリポケットを採用するなど、使い勝手においてもユーザーの満足を得ることを目指しています。
3.通しマチなので50枚前後までならしっかりと保管可能
GANZOの名刺入れは、無難で安心なデザインだけでなく実用性にも優れています。
名刺が30枚以上収納できる通しマチを採用していることにより、
50枚までなら名刺を傷つけることなく、保管することができます。
一般的に名刺の収納量として50枚あれば十分だと言えるでしょう。
キズついたり、角が取れている名刺を渡すことは失礼になりますので名刺の保管には注意が必要です
また、ポケットが3つあり、取引先の名刺を分けて一時的に保管することができます。
実際に名刺入れを入れた動画は以下の通りです。
①20枚入れた状態
20枚はかなり余裕があります。
②30枚入れた状態
30枚もまだかなり余裕があります。
GANZO公式サイトにあるシェルコードバン名刺入れのページには
「名刺が折れずにタップリ収納できる、通しマチ。口開きも良く、名刺がタップリ30枚ほど収納できる機能性も備えている。」との記載があり、
GANZOとしては30枚くらいまでの枚数を想定しています。
③50枚入れた状態
ただ、この名刺入れは通しマチなので、50枚でも問題なく収納できます。
内装に関してはほぼ新品なので押し込むような感じになっていますが、使い込むことで解決します。
50枚でも十分な収納性がありますが、どのブランドでも50枚前後から名刺を傷つける可能性が出てきます
このキプリスのコードバン&シラサギレザーの名刺入れはあと10枚くらい収納できます。
しかし、
これ以上入れると名刺の角を傷つけてしまう可能性がありますので50枚くらいまでが無難ですし、
50枚収納できれば十分な収納力です。
4.安らぎを感じるシェルコードバン独特の香り
ホーウィン社のシェルコードバンには、独特の香りがあります。
革好きを鼓舞するこの独特の香りついてお伝えします。
革好きを幸せにするシェルコードバンの香り
ホーウィン社のシェルコードバンは独特の心地よい香りがあります。
この香りは敏感な人なら箱を開けた瞬間に感じるくらいです。
そして製品を手にした瞬間に、多くの人が心地よい香りに気がつきます。
僕は手にとって見ているうちに「あ、いい香り!」という感じで
気がつきました
この香りは伝統的なホーウィン社秘伝のオイルが源(みなもと)です。
ビーズワックス、ラノリン、牛脂、魚油、パラフィン、蜜蝋、樹皮など、自然由来の成分が組み合わさって独特の香りを形成しています。
下の青丸のドラムの中にあるのが秘伝のオイルです。
下の画像の中央にいる男性が創業者イシドール・ホーウィンさんから4代目になる現社長のスキップ・ホーウィンさんです。
このオイルは皮革の保護と美しさを長持ちさせるために
110年の歴史で作り上げたものです
ただし数ヶ月〜1年くらいで徐々に消えていく
この心地よい香りも残念ながら半年〜1年前後で少しずつ消えていきます。
日々の使用による摩擦や、エイジング、外部環境から受ける影響が原因です。
いずれにせよ香りはすこしずつ薄れていき、やがて消えてしまいます
下のシェルコードバンのキーケースは下の部分から強く香ります。
新品の時は運転していても香りを感じるほどでした。
僕は出勤時に毎日香りを楽しみながら、
「まだ消えてないかな?」と確認してます
この独特の香りはいずれ消えてしまいます。
しかし、購入時から最低半年くらいは楽しめます。
これもホーウィン社のシェルコードバンの魅力の一つです。
5.持ち主の心を満たす「格」が存在する
ホーウィン社のシェルコードバンには所有者の心を満たす「格」が存在します。
110年以上の伝統があり、世界的にこのシェルコードバンは最高級と認識されています。
こうした歴史、技術、伝統、品質などの要素が心理的所有感を満たし、所有者にとって「格」を感じることにつながっています。
僕個人はコードバンのNo.1は新喜皮革の鞣しとレーデルオガワの染色なのですが、シェルコードバンの魅力は別モノです
GANZOシェルコードバンの評判、レビューについて
ホーウィン社シェルコードバン名刺入れの口コミや評判、レビューについてGANZO公式サイトと大手ECサイト(楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなど)で調べて見ました。
GANZO公式サイトのレビュー
GANZOの公式サイトからの口コミをご紹介します。
その前にお伝えしますがGANZO公式サイトによると、シェルコードバン名刺入れはかなり高額な62,700円(税込)ながらGANZOのシェルコードバンのランキングで2位に輝いています。
これは僕にとって少し驚きでした。
本来、名刺入れはビジネスで使うアイテムで、実用性が最優先の革小物。
そして名刺入れの平均価格が1万円前後であることから、その6倍もの価格の名刺入れが2位になることが不思議に感じていました。
シェルコードバン名刺入れは高額ですが、
その魅力をわかっているお客様が多くいるということです
ただ、GANZO大阪店のスタッフさんによると、今の自分に合った名刺入れが
欲しい方がお買い求めになることが多いとのことでした。
さて公式サイトでの口コミですが、
このように星5つが2件だけで、特に製品自体に言及する書き込みはありませんでした。
大手ECサイトのカスタマーレビュー
5段階評価 | 投稿件数 | |
楽天 | 4.67 | 3 |
大手ECサイトで評価の書き込みがあったのは楽天だけでした。
3件しかありませんでしたが4.67と高い評価でした。
僕個人としては5段階評価で星4.5です。
その理由について、お伝えします。
品質や特別感、満足感なら5段階評価で5だが高額であることがネック
やはり名刺入れで62,700円という非常に高額なことがネックになり、星はになりました。
ただビジネスに使う名刺入れとしては、高額なシェルコードバンを買い求める人は少ないと思っていました。
しかしGANZO大阪店で伺ったお話ではそれなりに売れていて、
国産コードバンとの販売量に極端な差はないと聞きました。
ホーウィン社のシェルコードバン名刺入れは、高額でありながらも人気のあるアイテムなのです。
ホーウィン社シェルコードバン3つのデメリット
シェルコードバン名刺入れのデメリットについてお伝えします。
- コードバンの中で最も高額
- 水やキズに弱い
- 色抜けしやすい
1.コードバンの中で最も高額
高額なコードバンの中でも、さらに高額な価格。
これがシェルコードバンの一番のデメリットです。
一般的に他の皮革と比べても高価なのがコードバンです。
その中でもシェルコードバンは特に価値が高く、それを外装、内装にたっぷり使用した製品はさらに高額になります。
最近では円安の影響も受け、輸入素材のコストが上昇していることもあり、これがさらに価格に反映されています。
加えてホーウィン社のシェルコードバンは世界レベルで人気があり、
ホーウィン社のブランド力が更にプレミアムに拍車をかけます。
そして、もうひとつの理由が仕立ての難しさです。
外装、内装どちらにもシェルコードバンを使って革小物を仕立てることができる職人は少ない
これはGANZO、キプリスの両ブランドの直営店で、それぞれ別に聞いた話です。
それほど柔らかく、柔軟性のあるシェルコードバンを外装、内装の両面に使って仕立てることができる職人さんは少なく、どうしても製造コストに反映してしまうのです。
しかしそれでもシェルコードバンの人気は日本国内で絶対的な地位にあり、アメリカ文化の良いところが
凝縮されたホーウィン社のシェルコードバンは多くの人の憧れでもあるのです。
シェルコードバンの魅力にハマってしまったのは、僕だけではないようです
2.水やキズに弱い
シェルコードバンはコードバンの中でも特に水やキズに弱い性質があります。
数値的に比較対照実験はしてませんのであくまで僕の感覚です。
水、キズに強い順は、
顔料染め>>>>水染め>シェルコードバン
という感じです
ただし黒など暗色系になればなるほど、ブク(水ぶくれ)やキズが目立ちにくい傾向がありますので、
キズが気になる人は黒を選ぶと良いでしょう。
シェルコードバンの中で最も水、キズに最もデリケートな色がナチュラル
シェルコードバンの中でも、この記事の画像で使っているナチュラルという色のコードバンが最もデリケートです。
染色が施されていないナチュラルはグレージング加工(ガラス棒で圧をかけてツヤを出す工程)以外は、
表面加工されてませんので、丸裸の状態と同じで水やキズに非常に弱いのです。
ナチュラルを購入しようかとお考えの読者はその点はしっかりと押さえておいてほしいと思います。
その代わりナチュラルはエイジングや味わいに関しては、どの色よりも楽しめる色でもあります。
僕は購入した当時は今ほど知識や経験がなかったので、感覚的にナチュラルの名刺入れを選びましたが、
素晴らしいエイジングと感触を味わえていますので、僕の場合は正解だったと思っています。
ただし浅いキズは使っているうちに消えることがある
ホーウィン社のシェルコードバンは表面にできた浅いキズは使い込むことで、自然に目立たなくなることがあります。
上の画像がその顕著な例でこれは手に触れるなど日常的な使用と、シェルコードバンが本来持っているオイルが自然にキズ部分に行き渡り、徐々に目立ちにくくなるためです。
10日目くらいからキズが薄まり始め、半年後にはほぼ消えています。
ここまで自然に修復するとは思っていませんでした
ただし、触って感じるほどの深いキズは消えない
ただし、手で触ってわかるほどの深いキズは消えません。
赤マルで囲ったキズですが、触ってすぐにわかるキズがついてしまいました。
このレベルの深いキズについては、注意が必要です。
このキズは小さいのでがやはり目立ちます。
深いキズにはご注意ください
3.色抜けしやすい
シェルコードバンはオイルを多く含むオイルコードバンですので、塗料で染める顔料染めはもちろんのこと、
アニリン染めよりも色抜けしやすい性質があります。
上の画像は購入直後のバーガンディの二つ折り財布を眼鏡拭きで軽く拭いてみたところ
このように色落ちしました。
ただし、使い込んでいくうちにこの色落ちは止まりますので
ご安心ください
色にもよりますが、新品のうちは染料が他の衣類に付いてしまうことがあるのでご注意ください。
GANZOシェルコードバン名刺入れをおすすめする人
GANZOのシェルコードバン名刺入れをおすすめする人についてお伝えします。
- 世界最高峰の質感を楽しみたい人
- 名刺入れから所有感や満足感を味わいたい人
- 1つの名刺入れを長く使い続けたい人
上記のようにこのシェルコードバン名刺入れは機能性はもちろん高いのですが、
それよりも人の感性に訴えかけてくる力が最も強いこと。
それが他の革と大きく違う部分です。
1. 世界最高峰の質感を楽しみたい人
世界最高峰の質感を味わいたい人にとってGANZOが使用しているシェルコードバンは、その期待に答えてくれることになります。
ホーウィン社のシェルコードバンは輸出された時点で等級がつけられていて、最も上質な革には特1級のランクがつきます。
GANZOでは自社の規定に沿って、さらに厳選されたシェルコードバンで革小物を仕立てています。
下の画像は僕が所有する1級グレードのシェルコードバンの原皮です。
GANZOの製品に使われる原皮はこれよりもさらに上質です。
触れているだけで楽しい
「触れているだけで楽しい。」このような感覚が最も強くあるのが、ホーウィン社のシェルコードバンです。
もちろん新喜皮革のコードバンや、牛革ですが(牛革ファンの方、すみません)イタリアのバケッタレザー、ベルギーのルガトー、日本の姫路のシラサギレザーなども見ているだけで楽しくなる素晴らしい革です。
でも、見て、触れて、香りを楽しむという3つの感覚をすべて楽しめるのは、
ホーウィン社のシェルコードバンが、最高峰になります。
あくまで僕個人の感覚ですので、ご容赦ください
2. 名刺入れから所有感や満足感を味わいたい人
名刺入れから所有感や満足感を味わいたい人にとってシェルコードバン名刺入れなら、その期待に答えてくれるでしょう。
そういう人はこの名刺入れをおすすめします。
このシェルコードバン名刺入れを持つことは「これが自分のものだ」と感じ、それが自分のステータスや誇りを獲得できることでもあるのです。
良いものを持つことは、その人の自信も獲得できることがあるものです
3. ひとつの名刺入れを長く使い続けたい人
ひとつの名刺入れを長く使い続けたい人にとってシェルコードバンだけでなく、コードバンを使用した名刺入れなら長期間型崩れせず使用することが可能です。
コードバンは大型農耕馬の臀部の革を使用したものですので繊維の構造自体が牛革と違っていて、
強靭さと美しい光沢と滑らかな質感が特徴で、他の革よりも長い時間の使用に耐えることができます。
長く使えば使うほど価値を感じられるコードバンの名刺入れは
ビジネスの大切なパートナーとなります
GANZOのシェルコードバン名刺入れは、外装も内装もシェルコードバンを使っていますので
高い耐久性はもちろんのこと、使い込むほどにシェルコードバン本来の風合いを楽しむことができます。
ひとつのものを長く使い続けたい人にとっては最高のアイテムです。
GANZOシェルコードバン名刺入れ Q&A
- GANZOのシェルコードバン名刺入れは名刺入れの中で最高峰だと思いますか?
-
はい、思います。
僕の知る限りでは、
海外のハイブランドなどたとえこの名刺入れより価格が高くても、- シェルコードバンであること
- GANZOの縫製やコバ仕上げなどの品質の高さ
- 考え抜かれた機能性
などどれをとっても、これ以上の名刺入れはないというのが僕の結論です。
- 名刺入れに限らず、ホーウィン社のシェルコードバンの製品はなぜこんなに高額なんですか?
-
はい、以下の理由で高額になっています
ホーウィン社のシェルコードバンが高額な理由- 創業1905年から100年以上続く世界的な品質や販売実績、人気に基づくブランド力
- 2021年ごろからの円安
- コードバン原皮自体の価格が2018年前後から上昇している
- コードバンの原皮の値上がりの理由はなんですか?
-
はい、以下の理由でコードバンの原皮が値上がりしています。
コードバンの原皮の値上がりの理由- コードバンが採れる大型食用馬の小型化(大きく育てると経済効率が悪化するから)
- コードバン原皮自体の供給量は余り減ってませんが質の良いコードバン原皮が少なくなっている
- 円安
- これからも値上がりは続きますか?
-
はい、その可能性は高いです。
絶対はありませんが、下がることはほぼ考えられません。 - hinodeさん自身は、ホーウィン社のシェルコードバンと新喜皮革のコードバンではどちらが好きですか?
-
非常に厳しいご質問ですがお答えします。
同じコードバンでもまったく違う魅力がありますので、僕個人は「別の革」という感覚がありますので、
価格の高い安い、ブランド力など一切無視しても、こればかりはどちらが好きということはできません。申し訳ありませんが、どちらも大好きです
ネットで「どちらも魅力的で好きだ」という書き込みを初めてみた時は、
どちらも売りたいがためのステマと思っていましたが、
自分自身が本当にそう思うようになってしまいました。 - 名刺入れだけでなく新喜皮革とホーウィン社では、コードバン初心者にはどちらをおすすめしますか?
-
はい、これは絶対に新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めのコードバンをおすすめします。
GANZOの名刺入れの外装 左:ホーウィン社シェルコードバン 右:新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染め 理由は、
初心者の方はコードバンの魅力を知るには、新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めが一番良いという僕の考えからです。ホーウィン社のシェルコードバンは高額であるということも理由のひとつですが、
それを知った上でホーウィン社のシェルコードバンに魅力を感じれば購入を検討すれば良いと思います。
それと、ホーウィン社のシェルコードバンの方がキズや水に弱いので、扱いが難しいからでもあります
(どちらも水、キズに弱いので極端な差はありませんが) - 名刺入れに限らず、コードバンはホーウィン社か新喜皮革のどちらか一つしか選べないとしたら、
hinodeさんはどちらを選びますか? -
どちらか一つしか選べないのなら、新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めを選びます。
美しい10年目の新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めの長財布 理由は、
です。
新喜皮革が鞣したコードバンには、ホーウィン社のシェルコードバンにはない日本らしい、きめ細やかな美しさがあります。
そしてコードバンを染色するアニリン染めを開発したのは、レーデルオガワの創業者である小川三郎さんという方です。
小川さんは「コードバン本来のツヤがレーデルオガワが最高だと考えるツヤ」という考えでした。小川さんの思うコードバンの美しさが今の日本のコードバンの多くを占めています
これは今もレーデルオガワで受け継がれていて、自然というものに敬意と畏敬を持っている日本人の根底にある独特の文化が影響していると考えています。
理屈っぽくなりましたがどちらか一つしか選べないとするならば、
僕は日本の文化と誇りが凝縮された新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めを選びます。
まとめ
本記事ではGANZOのシェルコードバン名刺入れの品質と評判について、僕の所有するナチュラルの名刺入れを中心にお伝えしました。
GANZO大阪店にも取材し、米国のシェルコードバンに関係するサイトも調べて、できる限り情報を集めて検証しました。
ホーウィン社のシェルコードバンは、文字通り世界最高峰と称される革です。
110年以上の伝統と改善の繰り返しによって、シェルコードバンは革好きの心を虜(とりこ)にしてしまいます。
僕もシェルコードバンに魅せられた一人ですが、
名刺入れは最も自然な風合いを楽しめるナチュラルを選びました
そしてホーウィン社のシェルコードバン名刺入れの最大の魅力は、言葉では伝えきれない感性に響く味わいと強い個性です。
この味わいと質感、独特の香りは実際に手に取った人でないとわかりません。
そしてGANZOは自社の製品に妥協を許さないブランドで知られており、
一つ一つの名刺入れが、熟練の職人によってGANZOの厳しい規定に沿って丁寧に手作りされています。
そのGANZOの技術とMade in Japanの誇り、そして世界最高峰と呼ばれるホーウィン社のシェルコードバン。
この二つの最高峰が合わさって仕立てられたこの名刺入れは、おのずと他とは違う「格」というものが存在します。
味わい、品質、格。
これらが三位一体となったGANZO製ホーウィン社のシェルコードバン。
これがこの名刺入れが世界最高峰である理由なのです。