2023年度メンズ総合人気ランキングで1位を獲得し、多くのリピーターを持つシラサギレザーのラウンドファスナー・ハニーセル長財布。
キプリスのトップセラーとして知られるこの財布が、なぜこれほどまでの評価を受けるに至ったのでしょうか。
そして人気の理由でもあるハニーセル構造とはなにか?
キプリス直営店に何度も取材に伺い、シラサギレザーとハニーセル構造を手に取って見ているうちに
非常に興味が湧いてその魅力を解明したくなりました。
シラサギレザー&ハニーセル長財布は人気No.1。
実際に使ってみてその魅力と実力がわかりました
2001年から2022年まででハニーセル構造を持つラウンドファスナー財布は累計21万個の販売実績があり
熟練の職人によって560もの工程で、一つ一つ丁寧に仕上げられたキプリスのシラサギレザー&ハニーセル構造のラウンドファスナー財布。
このブログ記事ではラウンドファスナーハニーセル長財布を実際に購入し使ってみて、
この財布が支持される理由を徹底的に探ります。
この記事を読むことで、キプリスNo.1のベストセラーシラサギレザー&ハニーセルのラウンドファスナー財布の魅力を知ることができます。
シラサギレザー・ハニーセル長財布が年間人気No.1の理由
【結論】すべてにおいて高い次元でバランスが良いこと
キプリスといえばシラサギレザーが最も代表されるレザーです。
その中でもハニーセル構造が内蔵されたシラサギレザーのラウンドファスナー長財布は、
機能性、品質、リーズナブルな価格などあらゆる点で高い次元でバランスが優れています。
- 原皮は目の詰まった、きめ細かい高品質な北欧の牛革を使用
- 日本最大の革の産地である兵庫県姫路で鞣されたシラサギレザー
- シンプルなデザインとアンティーク加工された美しい染色
- コードバンよりもキズに強く、優れた耐水性
- 内装はロウ引き加工されていて、カードの出し入れが非常にスムーズ
- 丁寧な縫製
- キプリスだけが製造できる優れた視認性と機能性を併せ持つハニーセル構造を搭載
- これだけの美しさ、機能性を備えながらもリーズナブルな価格
ハニーセル構造はキプリスの親会社であるモルフォが意匠登録した技術であり、その耐久性と収納力は他の追随を許さないレベルです。
後程詳しく解説しますが「意匠登録」とは独自のデザイン、形などの特許のようなものです
しかも、2001年から2022年にかけて累計21万個ものハニーセル構造財布が売れる販売実績は圧巻です。
実際に使った感想として「カードや紙幣をスムーズに取り出せる」「高級感と機能性を兼ね備えている」といった声が多く寄せられています。
実際に購入し1ヶ月以上使ってみた感想として
メンズ人気No.1になるのもうなづけます
シンプルなデザインと美しくアンティーク加工された北欧製高品質牛革。
内装はカードの出し入れがスムーズなロウ引き加工とキプリスだけのハニーセル構造。
これらが高い次元での融合が、このラウンドファスナー財布が多くのメンズに支持され続けている理由なのです。
シラサギレザー・ラウンドファスナー長財布の使いやすさは、
他の追づいを許しません
第一印象はインパクトなしでした^^;
実際に手に取ってみたシラサギレザーの第一印象ですが、
コードバンを見慣れている僕には特に印象はありませんでした。
あまりディスりたくないのですが正直に言いますと、
「このアンティーク加工はわざとらしいなぁ」
「質感は悪くはないけど、牛革なのでこんな感じかな」
「ハニーセル構造はカオスな感じやな」
これが僕の第一印象でした(牛革ファンの方、すみません)
使い始めたら第一印象が変わり始めた
しかし、実際に使い始めてから少しずつ第一印象が変わり始めてきたのです。
ワザとらしいと感じていたアンティーク加工もよくみると、
一つとして同じ模様がなく「これは職人さんが鞣しを終えた原皮を一枚ずつ染色しているので、この味わいもまた良いなぁ」という感覚に変わってきました。
そして、シラサギレザーはコンビ鞣しによる、繊細な手触りと耐久性も特徴で、
きめの細かい牛革の優れた質感を保ちつつ、日々の使用に耐えうる耐久性を兼ね備えていますので、
今後さらに印象が変わってくると思います。
明らかにコードバンとは違った魅力がある革です
ハニーセル構造も実際に使い始めてからは、当初はカオスだと感じていたデザインでしたが、
素晴らしい視認性と機能性の高さに、カオス→大好きに変わってしまいました。
開閉しやすいファスナー
シラサギレザー&ハニーセル長財布のファスナーは非常にスムーズに開閉します。
さすが日本のYKK製だけのことがあります。
上の写真のようにプルタブの側面もしっかりコバ処理されていて、高級感もあります。
キプリス直営店の店長さんから教えていただいたのですが、
「ファスナーは長く使っていると、ホコリや汚れがパーツに溜まって開閉が重くなってくるので、ブラッシングするだけでかなり改善します」とおっしゃり、
実際に店舗にあった少し重くなったファスナーを引かせてもらったあと、
店長さんがブラッシングしたら、一気に軽くなり驚きました。
今までこの知識と経験はなかったので、目から鱗でした
その時の様子を撮らせて頂いたのでご覧ください。
店長さんのお声と店内の音がします。
(急遽撮影でしたので、途中で切れてしまいました。)
店長さんによると
「ファスナーにロウを塗るとかの方法もありますが、その前に軽くブラッシングしてみることをおすすめします」
とのことでしたので、僕もこれからファスナーの引きが重くなったら、まずはブラッシングをしてみます。
使いやすさが異次元なハニーセル構造
ハニーセル構造はファスナーを開けると内部のレイアウトが一望できるため、
必要なアイテムをすぐに見つけられる機能的な設計になっています。
日常使いでも大変便利なのは当たり前ですが、特にドライブスルーでの使いやすさは本当に重宝します。
この感覚は実際にハニーセル構造の財布を使用した人でないと
わかりません
今までマクドナルドのドライブスルーでのカード払いの時には、事前に長財布を出していたのですが、
カードが早く出せずに、たまにスタッフさんに待ってもらうこともありましたが、
ハニーセル構造の財布なら焦らずにサッと出すことが可能なのです。
サイズ感
キプリスのシラサギレザーラウンドファスナー財布を手に取った際「少し大きいかな?」と感じましたが、
長財布を10年以上使っていたのでそう感じただけで、
実際に他のブランドと比較するとそのサイズ感に大差はありません。
例えば日本3大ブランドのラウンドファスナー財布ですが、
- キプリス 縦9.5cm × 横 20.5cm × 厚さ 2.5cm
- GANZO 縦10 cm × 横 19.5cm × 厚さ 2.5cm
- ココマイスター 縦9.8cm × 横19.3cm × 厚さ2.2cm
となっており、キプリスのラウンドファスナー財布の横の長さが1cmほど大きいだけです。
これらの違いは実際の使用において大きな影響はありません。
このように一見すると「大きすぎるかも」との心配があるかもしれませんが、
ハニーセル構造の使い勝手の良さを考慮すれば、その差を逆転するほどの機能性があると言って良いでしょう。
品質と機能性、リーズナブルな価格など総合力で判断するのなら、
キプリスのシラサギレザーラウンドファスナー財布は一番のおすすめです。
キプリス独自の呼び名「シラサギレザー」の由来と特徴
- シラサギレザーは姫路レザーに分類されるが、キプリスが姫路の鞣し会社と独自に開発した皮革
- 北欧産の高級キップレザー※を使用
- クロム鞣しのあとにタンニン鞣しを行うコンビ鞣し
- エイジングは時間がかかる上、あまり変化しない
※キップレザーとは生後6か月~2年までの子牛の革で、柔らかさと強靭さを併せ持つのが特徴です。
キプリスと言えばシラサギレザーと呼ばれるほど人気と知名度がある革です。
この革は北欧の寒い生育環境で育った生後6ヶ月〜2年以内の牛の皮を原料としていますが、
北欧産にこだわるのは、この革はコラーゲン繊維が詰まっている締まった革で、
財布の原料として非常に優れているからです。
国内に流通する革の多くを占める姫路レザーはその名の通り、姫路市で鞣されていますが、
キプリスのシラサギレザーは、その美しい外観から姫路城の別名である「白鷺城」(シラサギジョウ)の
シラサギから命名されました。
シラサギレザーはコンビ鞣し特有の柔らかくしなやかな質感と
耐久性を兼ね備えています
姫路レザーはその多くがコンビ鞣しで、キプリスのシラサギレザーにも採用されています。
加えて、イタリア製の薬品を使ったナチュラルなアンティーク加工による染色で独特の風合いが特徴です。
- クロム鞣しのしなやかさ、耐久性や生産効率の高さとタンニン鞣しの経年変化が楽しめるハイブリッドな加工法
- 姫路レザーのほとんどがコンビ鞣し
- 一般的にクロム鞣しを先に行い、クロムをある程度抜く加工後にタンニン鞣しを行う場合が多い
- クロムを抜く量とタンニンの量の比率などで革の性質が変わる
- タンニンの量が多いほどエイジングしやすくなる
- クロム鞣しとタンニン鞣しの比率は鞣し会社により異なる
シラサギレザーは前モデルの革が供給不能になり開発された革
シラサギレザーの開発には紆余曲折がありました。
それは、
キプリスが過去に展開してたシリーズのヴェローナレザー(タンニン鞣しのカーフレザー)が納入できなくなり、
代わりの革が必要となり、キプリスと姫路の鞣し会社が共同開発した革がシラサギレザーなのです。
ちなみに、下の写真のヴェローナレザーのネービーの長財布と二つ折り財布は、
キプリス直営店にごく少量の在庫があります(2024年2月5日現在)ので、ご希望の方は直営店までお問い合わせください。
キプリス直営店情報はこちらハイブリッドのコンビ鞣しだからこそ多くの支持を得られている
コンビ鞣しはクロム鞣し、タンニン鞣しのそれぞれと同レベルのメリットは持ち合わせてませんが、
ほどほどにそれぞれのメリットがあるので、多くの一般的な需要に合致していることになり、
シラサギレザーは長きに渡り、多くの方々から支持されることとなっているのです。
【キプリス】シラサギレザーのメリット・デメリット
今やキプリスの代名詞になりつつあるシラサギレザーのメリット、デメリットについてお伝えします。
シラサギレザーのメリット
- 高品質でありながらリーズナブルであること
- 上品な外観と手触り
- 一つとして同じ模様がないアンティーク加工が施されている
- コードバンよりも水やキズに強いので日常使いしやすい
- コンビ鞣しで染色しやすい
- 兵庫県姫路市で製造されたMade in Japan
今まで僕はコードバンばかり数多く触れてきたのですが、シラサギレザーは一目置いてしまうほどの質感です。
価格も驚くほどリーズナブル。
しかしその品質は、
シラサギレザーのハニーセル構造のラウンドファスナー財布だけで年間1万個の販売実績が物語っています。
20年間で21万個という圧倒的実績です
それに水やキズに強いこともシラサギレザーのメリット。
コードバンに比べて圧倒的にキズに強く、特に水に強いということは日常使いでは、
コードバンを上回る使いやすさです。
1ヶ月以上使用してますが、
シラサギレザーはコードバンほど気を使う必要がありません
下の画像をご覧ください。
このように1分くらいならまったくブクにならず美しいままです。
痕跡(コンセキ 過去に何かあった証拠。あとかたのこと)さえ残りません。
コードバン専門の僕の感覚だと、驚きでしかありませんでした。
コードバンだと確実にシミのようなブクができてしまいます
ただ、それはコードバンに比べてということですので、
どの革製品であっても防水加工しない限り水に強くははないので、
シラサギレザーであっても濡れた場合は、できるだけ早急に乾いたタオルや布で拭き取るようにしてください。
コンビ鞣しなので染色しやすい
シラサギレザーはコンビ鞣しで、クロム鞣しとタンニン鞣しのハイブリッド鞣しですが、
クロム鞣しはタンニン鞣しよりも染色がしやすい※ので、色鮮やかなカラーバリエーションが展開できます。
※タンニン鞣しでも顔料染めの場合は塗料染めと同じなので、多くのカラーバリエーションで染色できます。
シラサギレザーのデメリット
- エイジングの変化が少なく数年の時間がかかる
- 少しエイジングはするが、コードバンのような美しいツヤ感のある変化はあまりない
- コードバンに比べてシワが出やすい
- 数年におよぶ長期使用ではコードバンより型崩れしやすい
- シラサギレザーのラウンドファスナー財布はコストダウンのため、内装の一部は合成皮革を使用
タンニン鞣しだけの革と同じレベルのエイジングはしません
多くのサイトでシラサギレザーは「使い込むほど美しくなる」との記載を見かけますが、
残念ながらタンニン鞣しされたコードバンの美しさを知る僕の意見としては、
コンビ鞣しのシラサギレザーは、そのように美しくエイジングしないと考えてます。
これはシラサギレザーの品質が劣るというのではなく、
クロム鞣しとタンニン鞣しのハイブリッドである『コンビ鞣し』という鞣し加工の特性だからです。
コンビ鞣しは「いいとこどり」ではありますが、
オリジナルを超えることはありません
ですので、
初めからコードバンやタンニン鞣しされた牛革レベルの美しいエイジングは期待しないことを
認識しておいてほしいのです。
実際のところ、コンビ鞣しのシラサギレザーは数年の長い時間をかけて、ある程度はエイジングします。
でもコードバンのように持ち主が強い愛着をもつほど美しくエイジングすることは難しいのです。
元が高級な牛革ですがコードバンよりシワが出やすい
上の写真は10年目の新喜皮革✖️レーデルオガワの水染め(アニリン染め)コードバンです。
ご覧の通り、ほとんど型崩れがなく、シワもまったくありません。
シラサギレザーは北欧の高級な牛革をコンビ鞣し(クロム鞣しとタンニン鞣しを施す鞣し方法)で、
シワの出にくい革に鞣されていますが、
コンビ鞣しの性質上、クロム鞣しとタンニン鞣しのそれぞれが単独で持つメリットを超えることはありません。
シラサギレザーはコンビ鞣しなので、この特徴は避けられません
そして、エイジングによるシワや型崩れもコードバンに比べると起こりやすいといえます。
コードバンは元々のコラーゲン繊維の密度が牛革の3倍ほど緻密なので圧倒的にシワができにくく、
型崩れしにくい革なのです。
シワや型崩れは、お手入れや使用条件で変わりますが、
シラサギレザーだけではなく牛革自体の性質なのです。
下の写真はベルギーで鞣された牛革のルーガショルダーですが、牛革はどんな鞣し方であっても、コードバンに比べるとシワが多くなりやすく、型崩れしやすいのです。
コストダウンのため内装の一部に合成皮革を使用
コストダウンのために内装の一部は合成皮革を使用しています。
合成皮革は本革に比べて耐久性に劣りますが、低価格で多くの革製品の内装に使用されています。
ヨーロッパのハイブランドでは外装にも合成皮革が使用されている例もあり、
使い方にもよりますが実用上、問題ありません。
シラサギレザー&ハニーセル長財布の美しさ、機能性を持って、
リーズナブルな価格で販売するためにコストダウンは必須です
より上質を求める人はコードバンのラインナップがおすすめ
キプリスのコードバンのラウンドファスナーは、内装がヴァケッタレザーというイタリア製のエイジングが早い革を採用していますので、革の風合いやエイジング、よりグレードの高い仕立てを楽しみたいと思う方はこちらをおすすめします。
キプリスの公式サイトでみてみる細部の作りのグレードアップはファスナーにも及んでおり、
コードバンのラインナップのラウンドファスナー財布にはYKKのエクセラが採用されています。
エクセラはエレメント※の1つ1つに入念な磨きをかけた美しさと滑らかな手触りを追求した高級ファスナーです。
※エレメントとはファスナーが合わさる左右の部品のこと
最近は、ブランドを問わず5万円前後以上の高価格帯のファスナーによく採用されています。
写真の上がコードバンのエクセラ、下がシラサギレザーのYKKファスナーです。
ただし、僕が両方のファスナーを引いてみたところ、実際の使用感は差がないように感じました。
シラサギレザーのラウンドファスナーに使われているのはエクセラではありませんがYKK製のファスナー。
そこはやはり日本のメーカーYKK。
実用上はまったく問題ありません。
キプリスにしかないハニーセル構造とは
キプリスが9つのラインナップのラウンドファスナーに採用しているのがハニーセル構造。
カードの視認性、機能性、人目をひく独特のデザインを兼ね備えた画期的な内部構造で、
カードポケットも使いやすいように配置されているなど、内部構造にも絶妙な工夫が凝らされています。
コードバン長財布からハニーセル構造の財布に変えてみたのですが、
圧倒的な使いやすさに驚きました
ハニーセル構造はキプリスの親会社のモルフォ社が意匠登録
ハニーセル構造は株式会社モルフォ(キプリスの親会社)が意匠登録していますので、登録期限が切れるまでモルフォ社のブランドでしか使うことができません。
意匠登録とは?
「意匠」はデザインや形、色彩など視覚を通じて美観を得られるもののことで、意匠登録はそれらを独占的に使用することを特許庁に提出して認められた権利。最長で25年間その意匠を独占できます
ハニーセル構造のラウンドファスナーは2000年から販売されていますが、
元々は長い爪の方でもカードを取り出しやすくするためレディースラインからスタートし、さらに利用者の細かなニーズに応えるデザインへと進化してきました。
ラウンドファスナー財布自体が
レディースラインからメンズに転用された財布です
一般的に長財布で250〜300工程という手間がかけられていますが、ハニーセル構造のラウンドファスナーの完成には560の工程が必要となり、仕立てには各工程に精密な技術が求められます。
そして仕立ての難易度の高さは、1日10時間の作業で通常は7〜8本作れるササマチ長財布に対し、
ハニーセルラウンドファスナーでは2〜3本しか生産できないことからもわかります。
それだけ手間のかかるハニーセル構造を持つラウンドファスナー財布を、
33,000円(2024.2月現在)の価格で抑えていることは、企業努力のたまものです。
キプリスのハニーセル構造は、2001年から2022年まで累計21万個の販売実績があり、
美しさと使い勝手が両立していて、高い職人技術と革新的なデザイン思考が融合した独特の価値を持つ製品として高い評価を得ています。
ハニーセル構造のメリット
- 圧倒的な機能性と視認性
- シラサギレザーのラウンドファスナー財布は内装がロウ引き加工なのでカードの出し入れがしやすい
- 出し入れし易い大きさと配置に考え抜かれたカードポケット
※シリーズによってはハニーセル構造でもロウ引き加工が施されていない場合があります。
圧倒的な機能性と視認性 とにかく使いやすいハニーセル構造
実際に約1ヶ月以上、ハニーセル構造のラウンドファスナー財布を実際に使って見ましたが、非常に使いやすいということが一番でした。
上の動画の通り、ファスナーを開くと瞬時にカードの判別ができます。
日常的にカードをよく使う人にとって、機能的にはこれ以上の財布は存在しません。
よく使うカードは右側に入れておけば、さらに使い勝手が良くなります。
カードを使う頻度の高い人ほど機能性が上がります
僕もカードをよく使うのですが、使う前に「ラウンドファスナーなので、開閉が面倒で時間がかかるのでは?」と
考えてましたが、
ファスナーの開閉は特に負担を感じませんでしたし、長財布でカードを探すほうがずっと時間がかかることがわかりました。
内装がロウ引き加工されているのでカードの出し入れがしやすい
内装は、ロウ引き加工※されたヌメ革を使用してますので、初めから非常に滑りが良くて使いやすく、
無加工のヌメ革よりも耐久性があります。
※ロウ引き加工
手触りがしっとりとした感触で、キズや水に強く、使い込むと少しずつロウが取れ、もともとがヌメ革なので
ゆっくりですがエイジングしていきます。
カードポケットの配置も考え抜かれていて、ハニーセル構造のメリットを最大限活かせる構造になっています。
ハニーセル構造のデメリット
- 独特のデザインに好き嫌いが出やすい
- ハニーセル構造はラウンドファスナー財布にしか採用できない
- ハニーセル構造を持つラウンドファスナー財布は小銭を入れすぎると厚くなりやすい
好き嫌いが分かれるデザイン
非常に機能的で便利なハニーセル構造ですが、独特のデザインなので好き嫌いが出やすい可能性があります。
しかし、こればかりは、人それぞの好みがあるので仕方ない部分です。
ハニーセル構造はラウンドファスナー財布にしか採用できない
ハニーセル構造はある程度の厚さになってしまうため、ラウンドファスナー財布しか採用できないというデメリットがあります。
長財布や二つ折り財布にハニーセル構造を採用すると、それだけで分厚くなり、
実用的でなくなってしまいますが、
これも構造上の物理的な問題なので、ラウンドファスナー財布のみの採用になっています。
ハニーセル構造を持つラウンドファスナー財布は比較的大きく厚くなりやすい
スーツの胸ポケットにハニーセル構造のラウンドファスナー財布を入れてみました。
カタログデータで、何も入れていない状態で2.5cmの厚さがありますので、そこにカードや小銭、お札を入れると、
3cmは簡単に超えてしまいます。
ご覧の通り、ラウンドファスナー財布を胸ポケットに入れると長財布よりもシルエットが崩れています。
ただし、これはハニーセル構造が原因というよりも、厚さがあるのがラウンドファスナー財布本来の特徴です。
冬にアウターを着る以外、日常的にスーツだけを着る機会の多い人にはラウンドファスナー財布は向かないかもしれません。
カバンやバッグに入れて持ち歩くのが良いかもしれません
ただし、冬のジャケットだけなら特にシルエットの崩れは気にならないレベルです。
【キプリス】ハニーセル長財布 Q&A
まとめ
この記事では、シラサギレザーのハニーセル長財布を実際に購入し使って検証してみましたが、
シラサギレザー&ハニーセル長財布が、メンズランキングで1位に輝く理由がお分かりいただけたと思います。
シラサギレザーの美しさと質感の良さ。
そして、ハニーセル構造によってもたらされる優れる視認性と機能性。
すべての要素を高い次元で合わせ持つことが
シラサギレザーのラウンドファスナー長財布が
No.1の理由なのです
シラサギレザー&ハニーセル長財布は、
これらの素晴らしい特徴を合わせ持ちながらも、価格はリーズナブルに設定されています。
このシラサギレザーを使ったラウンドファスナー財布は、
実用性と美しさと所有することの喜びなど、すべてにおいて最高のバランスを求める方にとって、
納得のいく選択肢と言えるでしょう。