美しいエイジングと高い耐久性。
このどちらも両立した名刺入れが欲しいと思ったことはありませんか?
キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れは、外装には日本製の最高級コードバンを採用し、内装にはイタリア製のバケッタレザー(ヴァケッタレザー)を使用しています。
このコードバンとバケッタレザーはともに美しいエイジングと耐久性をもっています。
今回は美しく変化するエイジングと日々の使用に耐える堅牢な作りなど、
コードバン&バケッタレザー名刺入れの3つの魅力を徹底検証します。
今回、バケッタレザーを製造するイタリアのConceria 800 S.P.A社にメールでご挨拶したところ、返信をいただきました。それについても記載しています
日本の新喜皮革が鞣し、レーデルオガワが染めあげたコードバン。
そして、
イタリアの美しいバケッタレザーをキプリスが最高の縫製技術で仕立てた名刺入れの魅力。
この名刺入れは持ち主に満足感と所有する喜びを感じさせてくれることでしょう。
【キプリス】コードバン&バケッタレザー名刺入れの3つの魅力
キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れは高級なネイビーの袋に入っていて特別感があります。
コードバン&バケッタレザー名刺入れは、他の名刺入れとは違う魅力に溢れています。
その魅力を3つに絞って解説します。
- 外装は新喜皮革で鞣され、レーデルオガワがアニリン染めした最高級コードバン
- 内装は美しいエイジングが楽しめるイタリア製バケッタレザー
- 高い耐久性と所有感が味わえるオールレザー
では、これら3つの魅力についてお伝えします。
1.外装は新喜皮革で鞣されレーデルオガワが水染めした最高級コードバン
外装は日本最高峰の品質を誇る新喜皮革が10ヶ月以上の時間をかけて鞣された(なめされた)コードバンを採用。
この長期間にわたる鞣し工程は、
コードバンが本来持つ独特のツヤや手触り、質感を出すには絶対に必要な時間と手間なのです。
コードバンの品質は、ほぼ鞣しで決まってしまいます
新喜皮革で鞣されたコードバンの原皮は「メガネ」と呼ばれます。
レーデルオガワでは、完成したメガネの状態のコードバンに、伝統的で高度な技術を要するアニリン染め(水染めと呼ばれることが多いです)による染色が施されます。
アニリン染めは、コードバンが持つ本来のツヤと輝きを最大限に引き出す染色方法で、
革本来の質感を損なうことなく、深みのある色彩を実現します。
レーデルオガワの染色は「コードバンがもつ本来のツヤが最高である」
との考えに基づいています
この染色方法は、革に対する深い理解と高い技術が必要とされるため、
僕個人は、アニリン染めを開発したコードバン専門の染色会社であるレーデルオガワの染色が、
最も美しい仕上がりと考えています。
仕立ては日本最高峰のキプリスクオリティ
上の画像のとおり、
キプリスの縫製は、元々レベルの高い日本の縫製技術の中でも最高峰であり、非常に美しく仕立てられています。
キプリスは独自の工房を持っていて、ほとんどの製品がそこで仕立てられています(一部外注もあります)
2.内装は美しいエイジングが楽しめるイタリア製バケッタレザー
美しいエイジングが楽しめるイタリア・トスカーナ地方の伝統技法によって仕上げられたバケッタレザーは、
使い込むほどに色深く、自然な光沢を増していくことが魅力の一つです。
僕のバケッタレザーはアメ色にエイジングしましたがまだツヤが少なく、
これからさらにエイジングしていきます
この革は100%植物タンニンを用いてじっくりと時間をかけてなめされるため、
その結果として生まれる質感は、ひとつひとつ表情が違います。
革本来の美しさを保ちながら、キズや湿度や温度の変化に強い性質を持つため、
日常使用においても耐久性が優れています。
エイジングが速く、美しいアメ色に
バケッタレザーは時間をかけてオイルをじっくりと染み込ませるので、湿度や温度の変化により自然とエイジングが進行します。
エイジングのスピードは僕の知る限り、最速です。
特に色味の変化は他の革と比較にならないほどのスピードです
使うほどに色が深まり、時間とともに美しいツヤが現れるのが特徴です。
上記の画像はエイジングは進んでますが、まだツヤ感が出ていませんが、
これからが楽しみです。
手に心地よい柔らかさ
バケッタレザーのもう一つの魅力はその柔らかさにあります。
また、ソフトな肌触りが非常に良いため、飴色の色味やツヤなどの見た目だけでなく、
直接触れてその質感を楽しむこともできる革です。
是非一度体感していただきたい感触です
軽いキズなら擦れば消える
バケッタレザーは牛革であるための構造上の理由と、オイルを多く含んでいるため、
下の動画のように軽いキズなら、このように擦るだけで消えてしまいます。
残念ですがコードバンは、こうはいきません
内装のバケッタレザーはイタリアのConceria 800 S.P.A社の「レブロン」
以前、キプリスに内装の革について問い合わせたことがあり、
イタリアのConceria 800 S.P.A社(コンツェリア・オットチェント・エスピーエー社)のレブロンという革との回答がありました。
Conceria 800 S.P.A社は皮革産業が盛んなイタリアのトスカーナ州に本社があり、
製品はすべて100%植物タンニン鞣しで、美しいエイジングが楽しめる革ばかりです。
社名の中に800(イタリア語で「オットチェント」と読みます)があるのは、バケッタ製法が生まれたのが西暦800年と言われていて、その誇りを社名に入れたとのことです。
Conceria 800 S.P.A社から返事をいただきました
このバケッタレザーを製造するConceria 800 S.P.A社にメールで、
キプリスのバケッタレザーの画像を入れてご挨拶をしました。
僕からのご挨拶を要約すると、
- 日本のブランド「キプリス」の革製品を所有しており、その革がConceria 800 S.P.A.製の「Lebron」であること知りました
- 日本ではイタリア産レザーは美しくて人気があります
- Conceria 800 S.P.A.の「Lebron」は時を経るごとに美しさを増し、所有者に喜びを与えるものであること
- 今後もConceria 800 S.P.A.の革製品が良質な革を供給し続けてくれることを願っていること
担当の女性の方から返答をいただきました。
全文をそのまま掲載したいのですが規約違反になりますので、加工して掲載させていただきます。
返答の内容を要約すると、
「この度はメールをいただき、誠にありがとうございます。お言葉は私たちにとって大変嬉しく思います。
当社の皮革が日本で評価されていることを非常に嬉しく思います。実際に当社の皮革を使って作られた完成品の財布の写真をお送りいただけるのは、本当に光栄です!とても素敵な財布ですね。
お時間を取ってメールをいただき、本当にありがとうございました。お客様のお言葉は私たちにとって大きな喜びです。
では、また。イタリアから心からの敬意を込めて。」
最後の青丸の「A presto, un grande saluto dall’Italia」は、
日本語で「では、また。イタリアから心からの敬意を込めて」という意味になります。
非常に丁寧な返答をいただき嬉しくなりました。
Conceria 800 S.P.A社は23人で運営する100%タンニン鞣しだけを行う、イタリアの伝統を守り続ける革鞣し専門の会社です
バケッタレザーのお手入れについて
バケッタレザーは、オイル分を多く含んでいるので購入してから数ヶ月くらいは、
とくにお手入れの必要はありませんが、まとめましたので参考にしてください。
僕のバケッタレザーも購入後半年が過ぎてますが、今のところ乾拭きだけです
- 1ヶ月〜数ヶ月に一回くらい乾いたやわらかい布やクロス、馬毛ブラシで表面の汚れやほこりを落とす
- オイルを多く含んでいるため、頻繁なオイルやクリームは不要
- 乾燥が気になる時にだけ、革用クリームやオイルを少量使用
- クリームの塗りすぎはカビの原因になるので注意
3.高い耐久性と所有感が味わえるオールレザー
高い耐久性と所有感が味わえるオールレザーがコードバン&バケッタレザー名刺入れの魅力でもあります。
外装のコードバン、内装のバケッタレザー、ともに高い耐久性と美しいエイジングが特徴の革です。
どちらの革も使用するほどにその風合いが増していき、
時間と共に唯一無二の名刺入れに成長していきます。
内装のポケット内の見えない部分に使用されている豚革は、合成皮革とは異なり、長持ちし、摩擦に強い特性があります。
コードバン、バケッタレザー、豚革などの本革は、日本の湿度の高い気候でも機能を発揮し、
吸湿性や放湿性に優れていて、適切に使えばエイジングはしますが劣化はほとんど起こりません。
質の良い革は年月と共に持ち主と一緒に成長するとも言えます
所有感においても、コードバンとバケッタレザーは他の革一線を画します。
使うほどにすこしずつ完成されていく、自分だけのシワや色合いは、所有者に喜びをもたらします。
このコードバン&バケッタレザー名刺入れは長く使い続けることでより価値を感じられる名刺入れです。
【キプリス】コードバン&バケッタレザー名刺入れの口コミや評判について
コードバン&バケッタレザー名刺入れの口コミや評判について、
キプリス公式サイトと大手ECサイト(楽天、Amazon、Yahoo! ショッピングなどオンラインで商取引を行っているサイトのこと)で調べてみました。
キプリス公式サイトの口コミ
はじめにキプリス公式サイトの口コミや評判をお伝えします。
コードバン&バケッタレザー名刺入れのサイトにはレビューがありません。
残念ながら書き込みはないようです。
調べたところ、コードバン&バケッタレザー名刺入れはランキング10位以下ですので、
キプリスの公式サイトでの評価はついてません。
大手ECサイトのカスタマーレビュー
5段階評価 | 投稿件数 | |
楽天 | 0 | 0 |
Amazon | 0 | 0 |
Yahoo!ショッピング | 5 | 9 |
大手ECサイトもレビューがあったのはYahoo!ショッピングだけでしたが、9件の投稿があり、すべて評価5でした。
以下にYahoo!ショッピングでの評価を箇条書きでまとめてみました。
- 見た目はシンプルだが、内側の皮がポイントで可愛
- クリスマスのギフトとして用意し、発送とラッピングにも満足
- 表側は馬革、内側は牛革/豚革を使用した高級感のある名刺入れ
- 受け取った人に非常に喜ばれた
- 商品到着後の感動、高級感のある皮質が印象的
- 商品の質感と包装に完璧な満足を感じた
- 長く愛用できそうなバケッタレザーとコードバンの頑丈な質感
- コードバンの名刺入れを求めて比較後、キプリスの商品を最高と評価
- プレゼントとして非常に喜ばれた
上記の通り、低い評価はまったくありませんでした。
僕個人としては、5段階評価で星4です。
- リーズナブルで高品質が強みのキプリスだが31,900円は高額
- ビジネスで使われる名刺入れの素材としてコードバンとバケッタレザーの需要は少ないのでは?
- コードバンとバケッタレザーのコンビは、美しさやエイジング、耐久性において魅力的
僕個人のコードバン&バケッタレザー名刺入れの評価
- リーズナブルで高品質が強みのキプリスだが31,900円は高額
- ビジネスで使われる名刺入れの素材としてコードバンとバケッタレザーの需要は少ない
- それでもコードバンとバケッタレザーのコンビは美しさやエイジング、耐久性において魅力的
1.リーズナブルで高品質が強みのキプリスだが31,900円は高額
リーズナブルで高品質が強みのキプリスとしては、平均価格の相場が1万円前後の名刺入れで、
31,900円は高額です。
革小物の中でも名刺入れだけはビジネスの世界で使う『武器』ですので、
美的な要素は十分にあるコードバン&バケッタレザー名刺入れですが、
コストパフォーマンスが悪いと考える人が多いのではないでしょうか。
ただし、本当の革好きの方には、
美しいエイジングをするコードバンとヴァケッタレザーなので納得のいくアイテムだと思います。
名刺入れで3万円を超えると高額な印象が強いですね
2.ビジネスで使われる名刺入れの素材としてコードバンとバケッタレザーの需要は少ない
上記とも重なりますが、ビジネスシーンでは必要以上の美しさや所有感を求める人が少なく、需要が少ないと思います。
名刺入れはビジネスで使うもの。選ぶときに革特有の美しさの優先順位は下がるのかもしれません
3.それでもコードバンとバケッタレザーのコンビは美しさやエイジング、耐久性において魅力的
それでも4と評価したのは、革小物として評価した場合、非常に魅力的であったからです。
国産最高峰のコードバンとイタリア製のバケッタレザーの組み合わせが非常に魅力的であることには変わりありません。
コードバンもバケッタレザーはどちらも耐久性の高い革で、長く使える名刺入れなので、
価格は31,900円と高額ですが、評価を星4つにしました。
【キプリス】コードバン&バケッタレザー名刺入れのデメリット
コードバン&バケッタレザー名刺入れのデメリットについてお伝えします。
- 名刺入れで3万円を超える価格
- ササマチ仕上げなので、50枚以上の名刺の保管に向かない
- オールレザーではあるが見えない部分は豚革を使用
1.名刺入れで3万円を超える価格
『僕個人の評価について』の項目でもお伝えしましたが、コードバン&バケッタレザー名刺入れが、
特に新社会人やまだ若い社員にとっては31,900円と高価であるということが大きなデメリットになります。
コードバンは馬のお尻の部分から取れる非常に希少な革であり、
バケッタレザーは伝統的なタンニン鞣しを使用した質の高い革です。
どちらも、他の革に比べて時間と手間がかかっていて、この二つの素材を使用する名刺入れは、
耐久性と経年変化を楽しむことができる一方で、製造コストが高くなることは避けられません。
とくに新入社員や20代の方には抵抗感があるかもしれません
キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れは¥31,900(税込)となっており、これは一般的な名刺入れの相場である1万円前後と比較すると約3倍の価格です。
この価格差は、予算が限られている方にとっては大きな出費となります。
しかし、この価格が高いと感じるかどうかは、
革としての魅力、エイジングや質感、使い心地、デザインをどの程度重視するかによります。
購入する人の革に対しての思い入れの程度で、この名刺入れが高いかどうかが決まります
2.ササマチ仕上げなので、50枚以上の名刺の保管に向かない
ササマチは、デザイン上の制約で、大量の名刺の持ち運びには向いていません。
ササマチを採用したコードバン&バケッタレザー名刺入れは、底部に向かってマチが細くなるため、名刺を多く収納すると名刺が擦れて痛めてしまう可能性があります。
50枚以上の名刺を持ちたい人は通しマチの名刺入れが良いでしょう
通しマチのコードバン&シラサギレザー名刺入れの記事をを見てみる
それとささマチでも30枚程度までなら負担なくに持ち運べますが、50枚を超えるとその形状が保てなくなることがあり、名刺が取り出しにくくなる問題も発生しますし、
ササマチの特性上、名刺が多すぎると閉じにくくなります。
実際に名刺を入れてみました
実際に20枚、30枚、50枚の名刺を入れて検証してみましたので参考にしてください。
①20枚入れた状態
20枚だとまだかなり余裕がある状態です。
フタが閉まりきらないのですが、これはササマチという構造的なことなので、実用上問題はありませんし、
使い込むことで解消します。
②30枚入れた状態
30枚の名刺を入れた動画ですが、個人的にはこのあたり枚数が上限ではないかと考えています。
これ以上入れると名刺入れの底の部分と名刺が擦れてしまい、傷んでしまう可能性があります。
名刺は人や企業の顔ですので、綺麗な状態で保存する必要があります
③50枚入れた状態
50枚の名刺を入れてみました。
入ることは入りますがおすすめはできません。
50枚の名刺のうち、一番前の名刺と最後の名刺にはマチの底では、
常に圧がかかっているので擦れてしまい、綺麗な状態で保管することに不安を感じます。
万一こすれて傷んだ名刺を取引先の目の前に出してしまったら、
その時点で第一印象はかなり悪くなります
コードバン&バケッタレザー名刺入れは、ササマチなので30枚前後で保管することが良いでしょう。
3.オールレザーではあるが見えない部分は豚革を使用
コードバン&バケッタレザー名刺入れは内部に豚革を使用していることがデメリットと捉えられることもあります。
特に、高級素材に見合った全体的な品質を期待するユーザーにとって、
内装の一部であっても豚革を使用することは、デメリットであり、抵抗を感じることがあるかもしれません。
たしかに見えない部分とはいえ、
豚革に抵抗を感じてしまう人もいることでしょう
しかも、内装のポケットの内側なので、使用頻度が高く、お札やカードなどと摩耗が生じやすいという問題点を抱えています。
しかし、豚革には毛穴が必ず3つセットになっている特徴があり、
牛や馬よりも毛穴の数が多くなり、通気性が高く、豚革は柔らかくしなやかなので、摩擦に強いという特徴があります。
しかも豚革は非常に薄いのですが(1mm~1.5mm)多くの細い繊維で構成されていて、
構造上丈夫な素材と言えるのです。
外装の一部の縫製が途中で終わっている理由は?
キプリスのササマチを採用している名刺入れは、外装の一部が途中から縫製がありません。
購入した時から気になっていたので、キプリスに直接以下の質問をしてみたところ、
以下の回答がありました。
ササマチのその部分は、縫製するときにミシンが入らないのでコストダウンのためではなく、技術的に縫製できない箇所だからです
不良品やコストダウンのためではなく、技術的な問題で縫製が途中で止まっているのが理由でした。
ですので、同じササマチを採用しているシラサギレザー名刺入れも同じ縫製になっています。
シラサギレザー名刺入れも同じだったので、
コストカットのためかと思いましたが技術上の理由でした
ではなぜササマチだとミシンが入らないのか?
徹底的に観察してみましたが、縫製の素人の僕にはまったく分かりませでした。
縫製の高度な技術的な内容になるので、ここではこれ以上は触れないことにしました
【キプリス】コードバン&バケッタレザー名刺入れをおすすめする人
キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れはこんな人におすすめします。
- エイジングが楽しめる名刺入れがほしい人
- 名刺入れを長く使い続けたい人
- 無難でありながらも個性的な名刺入れが欲しい人
1.革好きでエイジングが楽しめる名刺入れがほしい人
革好きでエイジングが楽しめる名刺入れがほしい人にとって、名刺入れはビジネスで使う実用品だけではなく、
長い時間を共に過ごす一種のパートナーです。
そういう人には、キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れは最適です。
革のエイジングを楽しみたい人には、うってつけの名刺入れです
レーデルオガワによる丁寧な鞣し工程を経て作られる新喜皮革のコードバンは国内、いや世界的にみても最高峰。
年月と共に独自のツヤや色調を帯びていくので、使い込むほどにその美しさが増します。
エイジングを重ねる度に、所有者だけの唯一無二のアイテムに変わっていくのがこの名刺入れです。
2.名刺入れを長く使い続けたい人
コードバンとバケッタレザーは高い耐久性から、名刺入れやその他の革製品を長期間にわたって使用したいと考える方々に特にお勧めです。
コードバンの耐久性は牛革の3倍ともいわれています。
そして、Conceria 800 S.P.A社が提供するバケッタレザーは、フランス、ノルウェー、デンマークの原皮を用いた高品質な革で、職人さんの手によって一枚一枚丁寧に作り上げられています。
この革は、通常のクロムなめしと異なり、タンニンで鞣された後、牛脂や魚脂、植物油に長時間漬け込むことで、
革本来の強度と柔らかさを持つのが特徴です。
3.無難でありながらも個性的な名刺入れが欲しい人
名刺入れは、ビジネスシーンにおいて重要な役割を果たしますが、
ただ無難なものを選ぶだけではなく、
業界によっては個性も表現したいと考える人もおられるでしょう。
内装のエイジングしたバケッタレザーは、
名刺入れとしては、個性が強めといって良いでしょう
名刺入れのデザインによって、無難ながらもどこか違いが際立つ名刺入れを選ぶことで、さりげなく自己表現を行うこともできるのです。
もちろん、選ぶ際にはビジネスシーンに適した品格を保ちつつ、自分自身が快適に使えるものであることや、
機能性も考慮する必要がありますが、
コードバン&バケッタレザー名刺入れは、自分という人物を表現できるアイテムになるのです。
【キプリス】コードバン&バケッタレザー名刺入れ Q&A
- コードバン&バケッタレザー名刺入れは耐久性は高いですか?
-
はい、外装のコードバンも内装のバケッタレザーも耐久力がある革ですので、他の革の名刺入れよりは高い耐久性があります。
ただし、使い方次第で大きく変わりますのでご注意ください。
やった方が良いことは、長持ちさせるには?・できるだけ毎日手で触れる
・水濡れには特に注意する(外出先で手を洗った時は要注意です)
・可能な限り胸ポケットに入れる(キーなど金属と一緒のポケットに入れることは避けてください)
・外装のコードバンと内装のヴァケッタレザーは含むオイルの量が違うので(バケッタレザーの方が多い)それを理解した上で、定期的にお手入れをする以上です。
- バケッタレザーはエイジングは早いですか?
-
はい、色の変化に関しては、僕の知る限りでは、他の牛革、コードバンを含めて最速です。
イタリア製の植物タンニン鞣されたバケッタレザーの特徴でもあります。
下の画像は約4ヶ月ほどでの変化です。エイジング前の色 エイジング後の色
ただし、早く飴色にしたい場合は、野外の日陰で陰干しが良いでしょう。直射日光に当てるのは革を痛めるのでやめた方が良いでしょう。初めの頃、僕も直射日光に当ててましたが、色の変化が早いメリットより革を痛めるデメリットの方が大きいと思います
確かに早く飴色になりますが、革自体が紫外線で傷んでしまいます。
早く色のエイジングを楽しみたい人は、日陰で日光浴させると良いでしょう。
ツヤは使用状況によって違いますが、半年以上や年単位など、それなりに時間がかかります。 - リーズナブルが強みのキプリスなのに、コードバン&バケッタレザー名刺入れは¥31,900(税込)もするのはなぜですか?
-
外装が新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染め、内装がイタリア製のコンツェリア・オットチェント社のバケッタレザー革を採用しているからです。
外装は最高峰の国産コードバン 内装は美しいエイジングが楽しめるイタリア製バケッタレザー
次に材料費以外の理由として、
ここからは僕の推測ですが、コードバンの仕立て自体が難しく、
扱える職人さんは限られているのですが、オイル分が多く、柔らかいバケッタレザーを内装に採用しているため、さらに難易度が上がり、仕立てができる職人さんの数が少ないからではないかと思っています。僕は縫製に関してはまったくの素人ですが、固い革より柔らかい革の方が難しいと推測します
まとめ
今回の記事は、キプリスのコードバン&バケッタレザー名刺入れの魅力についてご紹介しました。
外装には国内最高峰とされるアニリン染めの新喜皮革✖️レーデルオガワ製のコードバンを、内装には柔らかく高品質なイタリア製バケッタレザーを採用しており、使うほどに味わい深い変化を楽しめる名刺入れに成長していきます。
コードバン、バケッタレザーともにエイジングが楽しめ、
耐久性が高い革です
どちらの革もエイジングによって風合いが増し、耐久性にも優れているため、
他の革製の名刺入れよりも長く愛用できます。
このオールレザーのコードバン&バケッタレザー名刺入れは、
ビジネスシーンはもちろん日常のカードケースとしての使用にも使えるアイテムです。
この名刺入れは、
名刺入れとしての機能を果たすだけでなく、所有する喜びをもたらすことができるアイテムなのです。